藻から燃料

2014年09月04日

UgPCmvRxwzDJsWnAHKfMwAjOs11a79Qo.NdOA0u7JHjxje8ZHE8xGc3dBKOvQtWxb9jfJEXWEsl0SwuTJPylEfepPPIgA9adlPTHDqSGdsa8S_zCkvuTUBKnOggOcXrz_rwhrRPTz3MaODeqOoLD[1] 石油の代替品として、藻の活用に注目が集まっている。     藻の中には、体内に油をためこむ種類があり、ミドリムシや青ノリ系などのものから作った燃料で、自動車や飛行機を動かす研究が進んでいる。   いすゞ自動車では、ミドリムシから作った燃料でバスを動かし、関係者を工場まで運ぶなど定期運行で試しながら、2018年の実用化を目指している。   愛知県のデンソーでは自動車燃料を作る研究が進んでいて、現在では3キロの藻から1リットルの油を取るところまできており、2020年には流通を図るとのこと。     藻は限られた面積で大量に培養することができ、成分は極めて石油に近く、石油代替品の最有力候補だ。   課題は製造コストだが、研究が進み、用途が確立されれば、コストカットは十分に可能と言われている。     再生エネルギーの推進など、エネルギー自給率を上げることが喫緊の課題である日本では、国を挙げてしっかりとした取り組みをすべきだ。     藻の培養施設の誘致や推進、普及への協力など、支援の手を惜しむことはできない。      

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