「フードバンク」での救済を

2014年12月24日

saigai_hozonsyoku[1] 歳末になり、駅頭で募金や社会鍋などを見かける機会が多くなった。   弱い立場の方々への救済も少々変化が起きている。   最近のものだと「フードバンク」などが根付き始めている。   「フードバンク」とは、捨てられかねない食品を役立て、困窮者などに配布する活動だ。   ラベルの誤記や包装の破損、賞味期限が近付いたなどの理由で店頭に置けなくなった商品を、スーパーや小売店からもらってきて、シングルマザーや失業者らに提供する。   都内にあるNPO法人では、困窮者への配布のほか、児童養護施設やDV被害者のシェルターへの寄付なども手掛けている。   最近では、スーパーだけでなく、食品・飲料メーカーなど大手企業も協力しており、旧デザイン品や過剰在庫商品、賞味期限の近付いた災害備蓄商品などが寄付される。   「食にたずさわる会社として、廃棄されるより、誰かの口に入り、役立ててもらう方がうれしい。」とのこと。   食べ物に困っている人は、家族、友人など頼れる人が少なく、孤立しているケースが多い。   食の負担が軽くなるだけでも、大いに救いになるようだ。   運営資金や人手の確保など、まだまだハードルは多いようだが、こうした活動の広がりを支援していきたい。    

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