本日は10時から本会議が開かれ、代表質問と一般質問が行われました。
本日の代表質問のトップバッターは、私たちの会派を代表して志田さんが登壇し、「令和9年度予算の見積もり(依命通達)ついて」、「災害への備えについて」、「中高年層の詐欺被害防止について」、「メンズ地下アイドルらによる執拗な勧誘行為について」、質しました。
ちなみに、私が提供した質問は「災害への備えについて」で、熊本地震や千葉などの豪雨災害からの課題や対策を区長に聞きました。(以下、全文掲載)
午後は、山口さんが一般質問に立ち、「インクルーシブ教育の推進と多様な子どもが地域で学ぶ環境について」質しました。
一般質問終了後は、昨日に委員会審査から戻った先議案件を採決し、今定例会にかかる議案の説明と委員会の付託を終えて、17時半に本日の本会議は散会。
本会議終了後は、決算特別委員会が設置されました。
今回の決算委員会は、私が委員長を務め、理事として山口さんが出席します。
円滑な議事進行に努めつつ、緊張感のあるやり取りに期待するところです。
決算委員会後は、委員長会が開かれ、各委員会の進め方や委員長報告について、確認がなされ、ほどなく散会。
本日の議会日程は19時に全て終了です。
明日は、10時から決算特別委員会が開会します。
決算委員会もインターネット中継されますので、傍聴が難しい方はこちらでご覧いただけます。
<新宿区議会インターネット中継>
https://www.city.shinjuku.lg.jp/kusei/index08_08.html
「災害への備えについて」
7月28日に熊本県では最大震度7の揺れに襲われ、広範囲で断水や停電が発生しました。
熊本県の9月1日時点での発表では、家屋被害が推計を含め6万1133棟に上り、その内訳は全壊が1704棟、大規模半壊が321棟、半壊が2650棟となっています。避難所に身を寄せた方々は、発災当初は8千人を超え、いまだに2023人が帰宅できずにおり、死者は災害関連死の可能性がある人を含め38人、重症者は34人となり、人的被害は計403人に上ったとのことです。
10年前のこの地での震災では、死者が278人で、その内災害関連死が8割を占めており、「防ぎえた死」への対策が今後の課題として取り上げられていました。
この10年前の教訓が活かされて、今回は保健師による被災者のケアが早い段階から施され、現時点での災害関連死は低く抑えられているとのことです。
そこで伺います。
助かった命をしっかりと守るため、これまでの各地での災害から培われた知見などを基に、災害関連死を防ぐための備えが重要です。区では、防災担当職員を職員防災住宅に住まわせ、迅速な対応が取れるよう体制を整えていますが、保健師などの人材も等しく準備しておくことも必要と考えます。区は、即応体制や災害関連死を防ぐ取り組みとして、常在させる職員の配置や人数、担うべき役割などをどのようにお考えか、ご見解を伺います。
また、今回の地震や2024年の能登半島の地震でも、避難所での生活のあり方がクローズアップされました。
今回の熊本地震では、これまでの震災同様に避難所に人があふれ、一部の施設では収拾のつかない状況に陥ったとのニュースを目にしました。また、段ボールベッドが隙間なく敷き詰められた画像が海外のニュースで取り上げられ、日本の避難所の体制が話題になったとも聞いています。一足跳びに避難所スフィア基準を満たすことは容易でないことは承知していますが、達成を目指し平時から備えを重ねていくことが重要です。
また、今回の熊本では各所で35度を超える猛暑日が続き、熊本市では観測史上初となる40.3度を記録する酷暑日が被災者の消耗に追い打ちをかける状況となりました。
災害発生時には、想定を超す混雑や猛暑など、避難所の現場では様々な事案が持ち上がります。そうした点などを新宿区でも今一度点検し、状況によっては現在の避難所運営管理マニュアルなども加筆・修正していく必要があるものと考えます。避難所スフィア基準を満たすための取り組みや昨今の環境に合わせた改善を要すとお考えの点など、避難所のあり方について、ご所見をお聞かせください。
また、今回の熊本地震や先の能登半島地震でも課題とされたことが高齢者の食事とのことです。
避難所の食事では、どうしても野菜やビタミンが不足します。また、普段からトイレに行く回数の多い高齢者は、何度もトイレに行くのを避けようと水分を控えるようになり、脱水症状などで体調を崩し、災害関連死につながりかねないと有識者は警鐘をならしており、ゼリー飲料などの備蓄をしっかりと進めるよう提言されています。
また、災害時には飲み水が優先され、歯磨きはどうしても後回しとなってしまいます。これまでの震災などで多くの高齢者が肺炎で亡くなられましたが、これは口内で増殖した細菌が肺に入って起きる誤嚥性肺炎が多く含まれたとされており、災害時であっても口腔ケアを怠ると命の危険があるとされています。
助かった命を守るため、ヘルスケア用具や食事などの備蓄において、これまでの災害から様々な課題があぶり出されており、状況に応じたアップデートが必要と考えますが、区のお考えをお聞かせ下さい。
また、区では避難所の混雑を緩和することを目的として、在宅避難や縁故避難を勧奨しています。在宅避難を勧めるにあたって、どのように支援が受けられるのかなど、問い合わせも多く、特に高齢者や障がい者など災害時要支援者や関係する方々はそうした点を一層深刻に考えています。
在宅避難におけるサポートなどについて、周知徹底が思うように進んでいない現状をどのように捉えており、広報や周知強化の必要性をいかにお考えか、ご見解を伺います。
次に、区は令和8年度から災害時要援護者名簿の登録等とあわせて、災害時の避難先や避難方法、避難時に必要な配慮などをあらかじめ整理しておく個別避難計画も作成できるようになりました。しかし、避難方法、避難時に必要な配慮などの記入において、時間帯などによって状況が変わるので、一概には言えないと当事者の皆さんから困惑の声があがっています。こうした計画作成にあたって、実効性のあるものとなるよう、サポート強化が必要と考えます。区は、そうした点について、どのようなご所見か伺います。
最後に、近年多発している豪雨災害についても伺います。
8月13日の夕方、千葉市では1時間降水量が115ミリを超え、市街地では行き場を失った雨水が地表にあふれる内水氾濫が発生し、大きな被害をもたらしました。ハザードマップの浸水地域に含まれない場所でも死者が出るなど、昨今の集中豪雨はこれまでの想定をはるかに超えるものであり、対策が追いついていないのが現状です。
豪雨災害では、河川の氾濫もさることながら、内水氾濫による冠水の被害が増えており、地下街などを有する地域は要注意と有識者は警鐘を鳴らしています。
雨水管理など対策の更なる強化には、財政負担も時間も必要で、一朝一夕に進まぬことは承知しています。しかし、近隣でのこうした被害を目の当たりにし、新宿区でも何らかの新たな手立てを講じる必要があるものと考えます。区は、豪雨災害への備えとして、どのようなご所見をお持ちか、お聞かせ下さい。
