若年性認知症 講演会2018年11月13日

 

新宿区精神保健講演会「若年性認知症を知ろう」に出席しました。

 

 

第一部では、順天大の新井先生の講演「若年性認知症のいまー若年性認知症の特徴と医療ー」を聴かせてもらいました。

 

認知症は高齢者だけの病気ではなく、65歳未満で認知症を発症した場合は、「若年性認知症」と呼ばれます。

 

若年性認知症はアルツハイマー病が多く、とくに40代、50代の働き盛りで起こると老年性の認知症よりも早く進行し、症状も重くなる傾向があります。

 

また仕事や子ども、マイホーム、お金の問題など、現役世代ならではの悩みを抱えるため、手厚いサポートが必要となります。

 

また、家庭内の多くの役割と介護を、配偶者が一人で負うため、介護負担が大きいといわれています。

 

介護保険制度でのサービスは、高齢者中心であるため、当事者が馴染まないことや、体力もあり徘徊も広くマンツーマンの対応になることを理由にデイサービス等での利用を断られる方もいるとのこと。

 

そのため家族が一日中介護をすることになり、へとへとになって共倒れというケースもあり、支援に厚みをもたせていくことが必要と説明がありました。

 

また、予防や発症への備えなど、医学的なお話もとても分かりやすく、大変参考になるものでした。

 

 

第二部では、若年性認知症家族会「彩星の会」代表の森義弘さんの「楽しい介護ー若年性認知症の妻からもらったものー」を聴かせてもらいました。

 

まず、日々の介護のルポが朗読されました。

 

とても大変な介護の話の合間には、クスリとさせられる話も挟まれており、一気に体験談に引き込まれました。

 

家族の絆や友人の助け、家族会での支援などが説明され、抱え込まない、ふさぎ込まないことの重要性が語られました。

 

「介護させてもらえたことへの感謝の気持ち」や「尊厳のある介護を心掛けている」、そして「笑顔で介護の苦労が吹き飛ぶ」と経験者でしか分かりえない話が胸に迫ります。

 

最後に、「好きなあなたの気持ちと一緒に過ごせることが、一番大切なことで一番幸せなことかもしれない」と介護との向き合う気持ちが述べられ、涙ながらに締めくくられました。

 

 

以前に、若年性認知症のサポートについて、議会でとりあげたこともありますが、改めて現場に寄り添った支援について、考えさせられます。

 

とても勉強になり、胸を打つ講演会でした。

 

 

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