保育の質の確保

2019年11月13日

  昨日は、勉強会が二件ありました。   まず、衆院会館に向かい、党の子ども・子育てPTの開く勉強会に出席しました。   今回は、労働経済ジャーナリストの小林美希さんの講演「保育の質の確保-保育無償化に伴う食材料費と保育材料費の現状・課題-」を聴きました。   小林さんは「ルポ 産ませない社会」を書いた方ですので、保育の現場をすみずみまで知っています。   これまでの保育における課題など、するどい視点で整理しつつ、無償化で見落とされる問題を指摘していきます。   この講演では、給食費や保育材料費を中心に話が展開され、会計や委託費のあり方まで踏み込んで説明がありました。   「そもそも子育て支援とは」と考えさせられる、聴き応えのあるお話でした。   講演の後は、内閣府、厚労省、文科相とそれぞれの担当との質疑応答です。   無償化による弊害や保育の質の確保などについて、各省でどのように把握し、対処しているかなどの質問が出ていました。   私も質問で取り上げましたが、まだまだ問題となる部分は多く、簡単に解決とはいかないようです。   引き続き、粘り強く問題の深掘りを行ない、質問などで取り上げていきたいと思います。     次に、飯田橋のSKホールにて、戦争をさせない1000人委員会の事務局長 内田雅敏弁護士の講演「日韓関係の現状から考える北東アジアの平和と日本」を聴きました。   日本が平和を希求していくにあたり、東アジアの安定は非常に重要であり、日韓関係の回復を外すことはできません。   東アジアでの日本の立ち位置や役割を、これまでの歴史なども紐解きながら説明がありました。   田中角栄元首相の日中共同声明にある「一衣帯水」をなぞらえ、日韓関係は「一葦水」であるとしつつ、弁護士らしく、これまでの裁判やその取り扱いを分かりやすく話した上で、理解と歩み寄りの努力の必要性が語られました。   暗礁に乗り上げ、身動きが取れない状態の続く日韓関係ですが、私なりの問題点の整理と民間や草の根の交流の大切さを改めて知ることができた講演となりました。    

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