文教子ども家庭委員会(3/10)

2021年03月10日

  本日は、10時から文教子ども家庭委員会が開かれました。   本会議で委員会に付託された「新宿区いじめによる重大事態調査委員会条例(再調査委員会条例)」、「新宿区立子育て支援施設の設置及び管理に関する条例」「新宿区学童クラブ条例」の改正、一般会計補正予算の議案5件について、説明を受け、質疑を行ないました。   「新宿区いじめによる重大事態調査委員会条例、同再調査委員会条例」は、重大ないじめが発生した場合に、弁護士や医療や心理、児童福祉に関する有識者の3名からなる調査委員会を立ち上げ、透明性や第三者性が確保された調査・報告がなされることになります。   質疑では、要綱から条例へ移行した経緯や要綱時での実績などが確認されました。   私からは、「調査委員会の権限」を確認し、「いじめによる重大事態の定義とその判断は誰が行なうのか?」など、運用についての基準などを質しました。   「新宿区立子育て支援施設の設置及び管理に関する条例の一部改正」では、児童発達支援、放課後等デイサービス及び保育所等訪問支援並びに食事の提供に係る利用者負担の軽減措置を令和5年まで継続する手続きなので、質問はなし。   「新宿区学童クラブ条例の一部改正」は、落合第五小内に学童クラブを設置するにあたっての手続きですが、「この学童クラブの設置があっても地域の利用希望者を全て消化できない」などの指摘がされていました。   補正予算の審議では、子ども家庭費、教育費ともに、コロナ禍により、事業の延期・中止による不履行や施設運営の不用見込額に伴う減額とのことで、影響を受けた事業について確認などがなされていました。   それぞれの議案の採決は明日となります。   続いて、「新型コロナウイルス感染症対応について」、「新宿区子ども・子育て支援事業計画(第二期)の見直しについて」、「新宿区教育ビジョン個別事業(令和3年度~5年度)について」など6件の報告を受け、質疑となりました。   「新型コロナウイルス感染症対応について」では、まず子ども家庭部に関することでは、「放課後子どもひろばの再開について」、質問が出ていました。   私からは、「バス周遊による卒園遠足などで、バス事業者の感染予防対策のみに頼らず、利用対象者が子どもであることを考慮した対策を関係所管として検討すべし」と指摘しました。   また、教育委員会の対応として、卒業期の代替行事にまつわる場所など確認されたほか、返金についてなどの質問がされていました。   私からは、卒業・入学式におけるコロナ禍による制限を確認した上で、「サテライトによる対応やオンラインによる参列なども検討したらどうか」と提案しました。   続いて、「新宿区子ども・子育て支援事業計画(第二期)の見直しについて」の議論では、「特別支援教育推進員の配置増について」、「子どもの貧困の連鎖防止に関する指標の変更点について」「スクールソーシャルワーカーのあり方について」など、確認や質問がなされていました。   ここで、議会日程の都合で報告質疑を明日へ回し、議員提出議案の質疑応答となりました。   私たち立憲民主党・無所属クラブを含む5会派で提出した「新宿区パートナーシップ及びファミリーシップ届出制度に関する条例」について、私からは「ファミリーシップ届も加えた理由」や「この時期での提出理由」などを質しました。   東京新聞などでも取り上げられていましたが、新宿区の周辺自治体ではすでにパートナーシップ制度を設けており、「世界に誇る多様性のまち新宿区なのになぜ?」と思われています。   制度が未整備で不利益を受けるケースもあり、人権擁護の観点からも早急な対応が必要です。   こちらも明日に採決がありますが、多くの議員から理解を得られ、無事に成案することを願ってやみません。   15時過ぎに質疑も終わり、残りの報告質疑などは明日へ回され、委員会は終了です。     委員会終了後は、明日の各委員会での議案態度などを会派メンバーで打合せです。   明日もあるので、18時を前に早めの手じまいとなりました。    

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