障がい者の避難

2017年02月08日

  本日は、10時から福祉健康委員会が開かれました。   まず、新宿区第三次実行計画ローリングについて、説明を受け、質疑を行いました。   「公募による介護施設の事業者選定が停滞しているが、何か手立てをする必要があるのではないか。」 「障がい者の相談体制強化は評価するが、まだ道半ばであると考える。更なる充実を図るべし。」 「保育施設の充実が図られる中、高齢者介護施設は足踏み状態である。候補地情報の共有など連携して臨むべし。」 など意見が出ました。     ちょっと話を横路に…。   「ローリングってどういう意味?」と聞かれたことがあります。   「見直しといった意味で使われています。」とお答えしたところ、「見直しじゃダメなの?わざわざ難しくすることないでしょう。」と…。   おっしゃる通り。   改めて、「なぜ横文字にして、分かりづらくするのか」を考えてみました。   本来「ロールアウト=展開する」というところから、進行形にして、ローリングと使われたのが始まりとのこと。   私の解釈なので、正解ではないかもしれませんが、「見直す=間違いや失敗があった」と捉えられるのを嫌って、この言いまわしを使うようになったのではないでしょうか。     閑話休題。   次に、中央図書館跡地を活用した高齢者複合施設開設について、報告を受け、質疑しました。   私の住む地域に、小規模多機能型居宅介護とショートステイの施設が、保育園と併せて開設します。   「保育園との併設なので、交流や連携を図り、相乗効果を狙え」との意見が出ました。   私からは「避難訓練等、地域との連携を図るように」と要望しました。   地域の声など丁寧に聴き取りながら、今後の運営を見守っていきたいと思います。     午後は、インターン生の多田羅さんが初出勤です。   今日は図書室にこもって、二人で質問作成です。   まずは、これまで集めてきた資料に目を通し、興味を持った政策案件をピックアップしてもらいました。   予算委員会や第二回定例会以降、多田羅さんの作った質問がお目見えすることになるかもしれません。     夜は、インターン生を連れて、新宿区視覚障害者・聴覚障害者交流コーナー合同講座「震災について考える 東日本大震災、熊本地震などの教訓を踏まえて」に参加しました。   まず、区の危機管理課から被害想定や取り組みについて、説明がありました。   それを受ける形で、減災と男女共同参画研修推進センター 浅野幸子代表の講演を聴きました。   「災害時、障害者の死亡率は健常者の二倍以上」 「視覚障害者・聴覚障害者の避難や避難生活時の困難」 について、体験談などをもとに教わりました。   以前に私も質問をしましたが、障害を抱えながらの避難や避難生活は、命に関わるものであり、早急な対策が求められます。   障害者一人ひとりから丁寧に要望などを聴き取り、取り組んでいくことで備えを万全にしていく必要があります。   「誰も置き去りにしない」が、合い言葉です。    

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