「小1の壁」対策

2014年07月28日

oekaki_children 「小1の壁」というフレーズを耳にすることが多くなった。       「小1の壁」とは、子どもが小学校に入り、放課後の預け先がなくなり、親が離職やパートへの転換をせざるを得なくなる状況のことだ。       都市部を中心に、共働き世帯の小学生などを放課後に預かる学童保育の整備が追いついていない。   学童保育の整備促進には、設備費用が安く済み、なおかつ子どもの安全性などから考えても、学校の空き教室などの活用が欠かせない。       しかし、事故などの責任や行政の縦割りの弊害などから、学童保育の開設に消極的な学校は少なくない。   また、開所時間の延長も喫緊の課題だ。午後6時に閉まってしまう施設も多く、フルタイムで働く親の事情に合っておらず、社会状況に即した運営への改善も不可欠だ。       保育の整備のみを急ぐ自治体は多いが、併せて卒園後対策も進めておかなければ、総合的な解決にはならない。        

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