心身障害者福祉手当

2019年11月27日

  本日も雨のため、駅頭は中止です。   家族が起きてくる頃、一時的に雨が止んでいたりすると「雨降ってないのに家にいる」と言われているようで気になります。     10時からは、全員協議会が開かれ、第4回定例会の提出議案と補正予算概要の説明がありました。   明日、明後日と本会議が開かれた後、各委員会に付託され、12月9日の本会議まで審議が続きます。   公務員給与の改定などが主な議案で、深く追及を要する事案は見受けられませんが、しっかりとチェックしていきたいと思います。     午後は、共産、社民など私たちを含む5つの会派が合同で、区長に対して「精神障害者にも『新宿区心身障害者福祉手当』を適用することに関する申し入れ」を行いました。   これまで新宿区では、精神障害は身体や知的といった障害と切り分けられ、福祉手当の支給が認められていません。   先日、区長が都知事と意見交換を行なった際、「精神障害者に対する福祉手当の制度を都が作り、負担するまで、区は独自で実施していく。」と述べたことで、改善の動きがにわかに出始めました。   私たちも議会の中で、「3障害を同一に扱うべし」と訴え続けてきたのですが、そうした流れを踏まえ、確認の意味も込めて、改めて区長に申し入れることとなりました。   精神障害者だけが不利益をこうむる現状が、1日でも早く改善されることに期待しています。     13時半からは、議員研修会に出席です。   今回は、「パラスポーツについて」、車いすバスケットボール日本代表のキャプテンも務めたことのある「パラスポーツメッセンジャー」根木慎志氏の講演「パラリンピックで社会が変わる-誰もが輝く社会を目指して-」を聴きました。   根木氏は、「パラスポーツを体験し、その体験が障がい者理解につながることが重要」と学校まわりを中心に、活動をしている方です。   TVなどへの出演も多く、親しみやすく、ぶっちゃけたトークに、ついつい引き込まれてしまいます。   障がいを負った状況など自分の経験を隠すことなく語りながら「パラスポーツはユニバーサル。誰もが楽しめるスポーツ。」と、競技への出会いや体験が、理解促進の特効薬であることが説明されました。   最後に、「違いを認め、理解する。そして何を伝えていくかが大事。」とパラスポーツや障がい者理解の肝について繰り返し語られ、講演は締めくくられました。   どうしても「かわいそうなのに頑張っている」と見られがちのパラスポーツですが、根本的な考え方が違うことを改めて知る講演でした。   やはり当事者の体験談は、大きく心に響きます。    

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