文教子ども家庭委員会

2020年10月06日

  本日は、10時から文教子ども家庭委員会が開かれました。   まず、先日の本会議で付託された補正予算を含む議案4件の採決を行ないました。   保育園の建て替え移転に関する条例改正や法律・政令改正に伴う条例改正、補正予算についてでしたので異論もなく、全員賛成で本会議に戻されました。。   議案の採決後は、陳情審査となりました。   今回は、「認可保育園の在園要件に関する陳情」「学校・幼稚園での感染症対策に関する陳情」など、3件の陳情を取り扱いました。   「認可保育園の在園要件に関する陳情」では、夫婦で揃って育休を取得した場合、保育を受けられる要件に合致しなくなるという点の改善を求めるものでした。   区も改善の余地を認めており、状況を見守るという意味も込めて継続審査となりました。   国からも男性の育休取得を推進するよう求められていますので、区には不合理を取り除く対応を早急に進めてもらうよう、引き続き注目していきます。   「学校・幼稚園での感染症対策に関する陳情」では、教職員の定期的なPCR検査について、意見が分かれ、審査未了となってしまいました。   他1件も審査未了となり、陳情審査は終了です。   続いて、昨日に引き続き「新宿区第二次実行計画(素案)について」など、7件の報告の質疑となりました。   私からは、特別支援教育でのアセスメントツール導入にあたり、「個々の特性にあったものへのマッチングに十分な配慮を」と、今後の活用も踏まえた取り組みを求めました。   また、不登校児童・生徒への支援におけるフリースクールとの連携について、「コロナ禍で不登校児童・生徒の増加が予想される。連携体制を事前に進め、先手の取り組みを心がけよ」と意見しました。   他には、目標・指標をクリアしていない事業が、計画事業から経常事業に格下げになることへの違和感などが指摘されていました。   これには私も同意見です。   次に、「児童館などの指定管理者の管理業務の評価について」の質疑では、いくつかの施設で職員体制の不備が指摘されており、賃金等の労働環境が悪いことが原因とのこと。   私も決算委員会で、「児童館や学童クラブの職員の処遇改善について」取り上げてきましたが、まさにこの点が大きな障害となっています。   区も事業者に指導をかけて、改善を図っていくとのことなので、今後の成り行きを見守っていきたいと思います。   「認証保育所3園の閉園について」では、「在園児に不利益が生じぬように十分手だてを尽くすように」など、意見が出ていました。   「外国籍の子どもへの就学状況調査結果について」では、私からは「回答がなかった70%弱への追跡調査はどのように進めるのか」「多文化共生部局との連携はできているのか」「民族学校に通う子どもも多いと思うが、データのつきあわせ等そうした学校へも協力を要請せよ」などの質問をしました。   新宿区では、就学先不明の外国籍児童・生徒が975名確認されました。   どこの国の子どもでも教育を受ける権利が認められず、不利益を被ることがあってはなりません。   しっかりと状況を把握し、必要に応じて支援につなげていくことが重要です。   区も十分に理解しているようですので、迅速な対応に期待しています。   「区立図書館の感染症対策の見直し」など、7件の報告全てにおいて、しっかりと議論して15時前に委員会は散会となりました。    

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