HIV・エイズ スタディツアー2015年10月31日

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本日は、10時から視察で「HIV・エイズ スタディバスツアー」に参加しました。

 

まず、新宿区保健所健診会場で、区の対策事業の説明を受け、現場を見てまわりました。

エイズ対策において、先進的な取り組みをしてきた新宿区ですので、NPO、医療、行政がしっかり連携が取れている様子でした。

 

次に、「コミュニティーセンターakta」の見学です。

 

このセンターは、新宿二丁目にあり、HIVの理解や予防啓発などの拠点となっています。

ここからボランティア「デリバリーボーイズ」が出動し、バーやクラブなど、登録してくれた店舗に、各種情報紙や報告書、コンドームなどを届け、街全体で多様なセクシャリティやセクシャルヘルスについて、認知と理解を図る活動を行っています。

多くのボランティアが集まるとのこと、この街の懐の深さを感じました。

 

最後に、国立国際医療研究センターにある「エイズ治療・研究開発センター(ACC)」を視察し、HIV医療の現状と課題について、説明を受けました。

 

まず、「早期発見で死亡する患者はいないこと」

「治療は90日に1度の診察で十分であること」

「対応できる街のクリニックが増えていること」などを聞き、

「患者は普通の生活ができること」

を、医師からはっきりと教えてもらいました。

今後は、「検査の推進で早期発見」と「医療機関側の意識改革」、「患者の高齢化対策」や「薬品の予防投与」などが課題とのことでした。

 

このツアーにより、とても分かりやすい説明を受け、こうした取り組みが一層広がり、偏見や差別がなくなるよう、私たちも全力でサポートしていかなければならないと考えました。

 

この視察に尽力いただいた関係者の皆さんに感謝申し上げます。

 

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次に、13時から障害者福祉センターで催された「ダンスシアター ego iqse」を観に行きました。

 

これは、踊り手や音楽家と共に個々が生み出すグルーヴを場として、最高の瞬間としていく「ふしぎな友達プロジェクト」の芸術活動です。

知的発達障碍者、重度心身障碍者とのダンス「ぽれぽれダンス」は、それぞれの個性が出た、とても楽しいダンスでした。

こうした取り組みで、更に一層個性が伸ばされ、それぞれの自信につながれば良いと思います。

 

私のような無粋者には、芸術は良く理解できませんが、それぞれの思いを十分に感じることができました。

 

関係者の皆さん本当にお疲れ様でした。

 

 

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