勉強の秋

2018年11月10日

  本日は、10時から下落合清掃事務所で開かれている「子育てシンポジウム」に出席しました。   公立、私立にかかわらず、保育施設や学童の職員、そして保護者など、子育てに係わりを持つ皆さんが一堂に会し、各現場での課題などが話し合われました。   待機児童問題解決にあたり、保育施設は増えたが、保育士の処遇改善などはまだまだとのこと。   また、保育の質についても不安視する声があがり、園による格差など、改善する課題を教えられました。   こうした現場の声を直接聴くことができる機会はとても貴重です。   こちらで伺った現場の声や要望に応えられるよう、しっかりと政治でも取り扱い、寄り添ったサポートをしていきたいと思います。     次は、西落合・あゆみの家で催された「あゆみ祭」に参加です。   少々暑いほどの秋晴れの中、会場は大賑わいです。   子どもたちを楽しませる様々なゲームコーナーや利用者の作品を展示・販売するブース、消防団や民生委員の皆さんが開く模擬店とどこも大変な人だかり。   冒頭の写真は、会場で展示されている利用者の皆さんが制作したちぎり絵です。   見事な大作。   バザーで買い物をした後、昼食として、五目ちらしと焼きそばを求め、ライブを見ながら、デザートのおしるこに舌鼓。   地域に愛され、会場にいる皆さんの笑顔がとても印象的なお祭りでした。     次に、新宿文化センターで行われている「踊りの祭典」に出席しました。   会場の各階各所に設置されたステージで、国や音楽性も様々な踊りや演奏が披露されていました。   多くの外国人が住まい、様々な文化が交錯する、新宿ならではの催しです。   こうしたイベントを通じて、お互いの文化を知り、一層の国際交流が進むことに期待しています。     15時からは、連合東京 自治体議員懇談会 総会に出席しました。   総会後の講演では、まず児童養護施設「子供の家」の早川施設長から「社会的養護のニーズと展望-国際的潮流と新ビジョンを踏まえて-」のお話を聴きました。   児童福祉法の改正についての説明からはじまり、養子縁組の落とし穴や子どもの最善の利益とは何かなど、児童養護施設にまつわる現実は、現場を知る者だけが語れるものでした。   児童虐待の背景や捉え直しの必要性については、切り口が斬新でとても参考になります。   また、そうした厳しい現実を突きつけられる中、養護施設設置にあたり、地域住民や不動産屋からの反対があったことの経験談など紹介しながら、歯に衣着せぬダイレクトな物言いで、非常に引き込まれた一時間となりました。     後半では、SDGs市民社会ネットワークの新田氏から「地方議会におけるSDGsの可能性」について、お話を聴きました。   SDGs(持続可能 開発 目標)は、「世界は持続不能だと思い始めている」危機感からスタートしているとのこと。   SDGsの取り組みを進めるにあたり、まず世界・日本の激変についての説明があり、どうすれば次世代に地球を引き継げるのかなど、問題や目標の提起がなされました。   国連をはじめ様々なグループが協働して示されたアジェンダ2030についての解説から、行政、民間企業、NPO、市民がどのように関わり、政治の果たす役割は何かということを教えてもらいました。   この講演のおかげで、ぼんやりと捉えていたSDGsの本質を理解することができました。   本日は、しっかりと学習し、文化・勉強の秋を実感です。  

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