地方財政セミナー

2020年02月06日

  本日は、妻が赤十字のお手伝いで朝から出てしまったので、私が子守りです。   11時となり、子どもを連れて、落合第一地域センターへ。   妻もお手伝いしている「消防署と消防団による救命救急の実施指導  -命を守るリハーサル-」に参加しました。   心臓マッサージやAEDの使用法などの説明が一通りあり、すぐに実施指導となりました。   地域の皆さんは、消防団の方々の指導のもと真面目に訓練をしています。   子どももやりたそうにしていたので、迷惑にならないように端の方で私が横になり、心臓マッサージなどの練習です。   肩をバシバシ叩き「生きてるか?」(本当は「大丈夫ですか?」と呼びかける)と言った後、一生懸命に胸を押す様に、周りからはクスクスと笑いが漏れていましたが、子どもは受けたと思ったのかドヤ顔。   笑いありの和やかな雰囲気の中、心臓マッサージのコツなどをしっかりと教えてもらうことができました。     子ども達と別れて、午後は、2020年度地方財政セミナーに出席しました。   毎年この時期、恒例の勉強会ですが、中身がハードで頭から煙の出る思いです。   講演の一つめは、明石順平弁護士による「アベノミクスによろしく」を聴きました。   アベノミクスとは何かという解説から始まり、物価と消費などについて、詳細なデータを基に説明がなされました。   「アベノミクスの効果を示すための役所の統計はまやかしで、統計法違反にあたるレベルである」として、アベノミクスの不出来を隠すためのおかしな算出法からなるデータと適正なデータを比べながら、ごまかしのカラクリを暴いていきます。   景気や雇用、賃金についてのアベノミクスの効果についても検証がなされましたが「効果無し」とバッサリ。   安倍総理が自慢気に話すアベノミクスの効果について、そのインチキや嘘をひとつひとつ明かしていく明石さんのお話は、まるでポワロのトリック明かしを聴いているようで胸のすく思いです。   国民をバカにしたような安倍総理の嘘に改めて怒りを覚えつつ、こちらも賢くないと騙されると背筋の伸びる思いのした講演でした。     次に、志賀総務省財政企画官の講演「2020年度地方税財政対策の概要」を聴きました。   まず、地方財政計画の概要とポイントが語られました。   近年の一般財源をめぐる特徴と論点について教えられた上で、増税のタイミングでなされた偏在是正措置の仕組みが説明されました。   近年の地域医療のあり方やICT技術導入の推進、防災・減災への取り組みなどについて、財源と歳出の今後の流れや地方財政の健全化を絡めた話と今計画でのチャレンジ部分のアピールで締めくくられました。   この講演内容は非常にためになるもので、これから第一回定例会が始まり、財源や予算について、質疑が続きますので、その前に聴くことができて良かったです。     最後は、自治総研の飛田氏から「2019年度普通交付税算定結果の検証」の講演です。   一般財源総額実質同水準ルールのもとでの財源保障となった普通交付税についての説明から始まり、地方財政計画とその特徴についてお話がありました。   幼児教育無償化や児童福祉司等の充実、国土強靭化のための対策など、それぞれの施策への事業費の算定結果にまつわる話は分かりやすく、ストンと落ちるものでした。     がっちり五時間弱、それぞれ難しい講演でしたが、新年会ボケした頭を鍛え直す良い機会となりました。   今日の学びをしっかり咀嚼し、糧として、議会活動に繋げていきたいと思います。    

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